やなふきんの白い窓

プレ更年期を乗り切る孤立無援な闘い

24時間の休暇(1年前のお話)

思い出すと懐かしい1年前のお話です。

 

日曜日のお昼から翌祝日の13時まで約24時間の余暇ができたので、三重の亀山公園に行きました。

たぬきちf:id:yanafukin:20170109225305j:image

亀を頂点に掲げるぐるぐる滑り台もありました。

まむしに咬まれたらf:id:yanafukin:20170109225332j:image

けろ助ですぐ洗ってください。f:id:yanafukin:20170109230824j:image

夕方17時頃になりどこかでお風呂でも浸かって帰りましょうかと走り出した車で、旦那さんより「疲れたからどこかに泊まるところ探しておくれ」と言われ、三重、宿泊、格安と検索しヒットしたホテルに5件ほど電話するも三連休の真ん中の日に空いているホテルなどあるはずもなく、あるとしたらそれなりの理由がある訳です。


どこかに遠出した折に、その晩の宿を車で移動中に探すのはいつものパターンで見つからずに私がキレるのも毎度のことで、高知や岐阜や鳥取に行った際は車中泊(軽四)でした。予約できない原始人一家。

奈良付近でまだ小学生だった長女長男と家族四人でモーターインのラブホテルに泊まったことは、できれば子どもたちの記憶から消し去りたいです。泡風呂とストツー(スーパーファミコン)でみんな熱くなったあの夜。

 

結局、忍者のまち滋賀県甲賀市のビジネスホテルとは名ばかりのひなびた民宿内の和室へ父母長男次女(長女はバイトで欠席)で素泊まりしました。翌朝、明るくなって窓を開けると周りが墓地でぎょっとなりました。f:id:yanafukin:20170109231208j:image


逃げるように

宿をあとに

朝8時半から人っこ一人いない鹿深(かふか)夢の森で遊びました。f:id:yanafukin:20170109225809j:image

かふかは地名ではないようなので、作家のカフカと関係あるのかとか村上春樹の小説の舞台ではないかとか一人で車の中で騒ぎ立てるが誰も反応なしで、長男にカフカを読めと「変身」の筋を説明するが最後に主人公が結局どうなったのか思い出せずにいるうちに公園に到着しました。

 

とにかく広い、地方の公園は土地が潤沢です。f:id:yanafukin:20170109225423j:image

 

遊んだのか訪れただけなのか曖昧なまま帰阪。

13時半から保育園アルバム委員の方々や子どもらが集い(当時次女卒園に際しアルバム委員だった私)、19時までページ作成しました。因みにまだ終わっていません。クラス全員の子を均等にアルバム内に収めるため、40ページ全てをチェックしました。足りない子が容疑にあがりそのお子様の写っている写真を携帯やデータから目を皿にして探します。見つからないので容疑者の親に直接頼むことにしました。いろいろあります。

あと一回くらいは集まらないと行けない様子です。※実際には卒園後も3〜4回は集まりました。


すぐ終わる休みの日でした。

それだけは1年経っても変わらない真実。

誰も知らない私から誰かが知ってる私になる

今週のお題「2017年にやりたいこと」

 

2017年、年が明けた時「あしたのジョー」を読んでいた。高校の時に買ったボロボロの漫画、何度読んだろう。

あまりにも有名なジョーのセリフ「燃えかすなんかのこりやしない…まっ白な灰だけだ」

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手当たり次第に事を始めてみても不完全燃焼で夢中になれず飽きてしまう私には、まっ白な灰になれたジョーが眩しく見える。

今までたくさん人とすれ違った。何かを話した。本を読んだ。音楽を聴いた。楽器を弾いた。芝居に出た。だけど私の中身はいつまでも空っぽのままで小さな石ころが空虚の中をカラカラ転がっているだけ。

家族や友達みたいな人は周りに居るから誰も私を知らない訳じゃないけれど、本当の意味で私を誰が知ってるんだろう。私も自分自身が誰なのか未だに知らない。宇宙人かもしれない、と本気で考えたこともある。更年期にさしかかっても永遠中二病みたいで恥ずかしいから誰にも言えない。きっかけなしに気持ちが落ちるので、家事や仕事に支障をきたす。病院に行くのは敗北なので行かない。日中全力で掃除しても狭い家の片隅、洗濯物の山しか片付けられない。先週は一度も料理していない。大した事ではないかもしれないけれど、なんで出来ないのだろう。やる気が出ないのだろう。

 

去年は弾き語りのライブに出てオリジナルの変な曲を歌ったりお酒を飲んで人と会ったり、時々は楽しい気分、前向きな気持ちにもなっていた。小学生の娘、中学生の息子、高校生の娘、それぞれに対する不安や悩みはあるけれど母親なんだから逃げる訳にもいかなくて及第点はなくても一応親としての体裁は保っていた。

 

今年は何をして生きのばせばいいのだろう。

漠然と思うのは、誰も知らない私から誰かが知っている私になろうという事。このブログを始めてみること、youtube動画を作ってみること、ライブを企画してみること、小説を書いてみること、小噺と曲を合体させること。自己満足や自己完結でも構わないから、一人でもいいから誰かと繋がり今年の年末、12月に振り返った時に、誰かが私を知ってくれていたらいいなと思う。

 

とりあえず現実的に必要なものは、子供達の学費と生活費。

…観念的な事を散々述べておいて何だけど、生きていくにはお金が必要。なので、今やっている仕事以外の部分でお金を稼ぐ方法を考える。お金があれば余裕が出て人にも優しくなれるのだよ。お腹が鳴っている状態で建設的な考えが浮かぶはずがないのだよ。

世の中がギスギスしているのは私を含め、お金を持っていない人が多いから。みんなお金持ちでゆとりがある生活を送っているなら快楽を求めている人は別にして、犯罪する必要性はないと思うのだけれど。

世の中よくなればいいけれど、私は宗教家でも政治家でもないので、とりあえずは自分にできる小さな家庭内経済革命から始めたいと思う。シャワー3分以上禁止とかね。